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ヴィンテージ服のタグから年代を読む方法

書体・素材表記・国名表示の変化が、製造年代の手がかりになる
ヴィンテージ古着を手に取ったとき、最初に確認するのはタグです。タグには製造年代を推定するための情報が複数含まれていて、慣れてくると大まかな時代が見えてきます。ただし、タグだけで年代を断定することはできません。縫製の特徴や生地の織り方と合わせて判断するのが基本です。
国名表示の変化を見る
アメリカ製の服の場合、タグに書かれた国名表示は時代によって変わっています。1971年以前は「MADE IN USA」の表記が義務化されていなかったため、国名のないタグも多く存在します。1971年以降は原産国の表示が義務付けられ、「MADE IN U.S.A.」または「MADE IN USA」の表記が一般的になりました。
ピリオドの有無(U.S.A. か USA か)は厳密な年代の指標にはなりませんが、書体や印刷方法と合わせて見ると参考になります。フランス製の場合は「FABRIQUÉ EN FRANCE」または「MADE IN FRANCE」の両方が使われており、輸出向けかどうかによって異なります。
素材表記の義務化と変化
アメリカでは1960年に繊維製品の素材表示が義務化されました。それ以前の服には素材表記がないか、あっても任意の記載にとどまります。1960年以降の服には「100% WOOL」「COTTON」などの表記が入るようになり、1971年以降はケアラベルの表示も義務化されています。
ケアラベルが別タグとして付いている場合、その服は1971年以降の製造である可能性が高いです。ただし、後からケアラベルを縫い付けたケースもあるため、他の要素と合わせて判断してください。
- 素材表記なし → 1960年以前の可能性
- 素材表記あり・ケアラベルなし → 1960〜1971年頃
- ケアラベルが別タグ → 1971年以降
- 絵表示のケアラベル → 1980年代以降が多い
書体と印刷方法を見る
タグの書体は時代によって傾向があります。1950年代以前はセリフ体が多く、手書き風の書体も見られます。1960〜70年代はサンセリフ体が増え、印刷もより均一になります。1980年代以降はコンピュータ組版の影響で、より整った書体が一般的です。
ただし、書体だけで年代を決めるのは危険です。小さなメーカーは大手より遅れて新しい書体を採用することもあります。タグの素材(布か紙か)、縫い付け方(折り返しの有無)なども合わせて確認してください。
タグの読み方は、数をこなすうちに感覚として身についてきます。当店では購入前に年代の根拠をお伝えしていますので、気になる点はお気軽にお聞きください。
Fractal Tourmaline・ヴィンテージ・タグ・年代判定・古着の知識